睡眠不足とはちがう「不眠症」とはなにかを、不眠症持ちが語ってみる
こんにちは、KAn。(@s0ra308)です。
今日もいいことありましたか?
いつかの何かの時にも言った気がするんだけれど、この「今日もいいことありましたか?」って、ちょっとした口癖なんです。
良いことがあるのが正解とかじゃなくて、「ん~いいこと?」って考えることがいいのかなぁって。考えると、その瞬間は、ちょっとだけ楽しくなる気がするから。
ちなみに、KAn。の今日の良いことは、昼ごはんがおいしかったことです。しあわせ。
今日のブログのお題は不眠症についてです。
不眠症になって1年ちょっと経ったので、KAn。が体験したことも含めて書けたらいいなぁと思っています。
「不眠症って、それなに~」という方も多いかもしれないので、なるべくわかりやすい言葉だけを選んで使うようにします。
不眠症って?
そもそも不眠症って何なの?
寝不足とはなにが違うの?
というところからね。
「睡眠障害」と呼ばれるものは、不眠症をふくめて100種類近くあるんだそうです。
その中でも、寝付けなかったり、寝ても途中で起きてしまって寝た感じがしなかったりというのが持続することを「不眠症」と言います。
だから、
「今日は友達と朝まで遊んでたから眠れなかった~不眠症かな」
「昨日は夜暑かったし、あんまり寝てないな…これは不眠症?」
というのは、ちょっと間違ってるかな。
不眠症は、睡眠不足や寝不足とは違うのです。
不眠症の4つのタイプ
「不眠症」の中には大きく分けて
4つの種類があります。(担当医の人から聞いた)
入眠障害
「おやすみ~」って言ってベッドに入るけど、眠れないというもの。KAn。もこのタイプです。
時計の針がカチカチ鳴っているのを聞くと、だんだんイライラしてきてしまって、さらに寝れないという悪循環に陥ります。
中途覚醒
中途覚醒は、眠りに入るのにとくに困ったことはないけれど、すぐに目が覚めてしまうものです。
夜中ちょっとトイレに起きるとか、水飲みたくて目が覚めるというよりは、「理由はないけれど10分~30分おきに目が覚める」感覚のことを言います。
早朝覚醒
文字通り、めっちゃ朝早く起きてしまって、そのあと眠れなくなってしまうこと。
「目覚ましを7時にセットしたのに4時には目が覚めて、その後7時まで一睡もできない」ので寝不足になります。寝る時間を遅くしても早くしても、早朝には目が覚めてしまうんだそうです。
熟眠障害
そして最後に「熟眠障害」。これは、「寝れてはいるんだけれど、深い眠りを感じられない」というもの。(自己判断だから、個人差が大きいらしい)
「眠れない日数で判断」する不眠症の3つの分類
これもお医者さんから聞いたから、KAn。はよく分かっていないんだけれど、一口に「不眠症」と言ってもその症状が出ていた期間によって名前が変わるようで、
順に、
「一過性不眠症」は数日間
「短期不眠症」は1か月未満
そして「慢性不眠症」は1か月以上
というふうに定義されているそう。(あくまでも目安だから、「29日間眠れませんでした。あなたは【短期不眠症】です!!残念!!」ってことではない)
KAn。の場合
もう1年くらい前のお話になるんだけれど、気付いたら、寝れなくなっていました。「はじまりはこうでした」というのを全く憶えていません。
とくに考え事なんかをしていなくても眠れなくて、24時にベッドに入ったのに、6時くらいまで目がパッチリ。その後も20分くらい間隔で目が覚めていました。(KAn。は、「入眠障害」と「中途覚醒」)
寝る場所を変えたり、ベッドや枕を新しく買ってみたりと工夫したけれど、それでも変わらなくて。2週間くらい続いたんだったかなぁ。
2日くらいの徹夜やオールであれば、ある時から妙なハイテンションになってその気力で乗り切れるときも多いんだけれど、さすがに2週間も眠れていないともう体力がなくてバテバテ。
なにをするのも「よっこいしょ」って感じで、そのころは無性にイライラしていたなぁ。体力がないからご飯を食べるのも億劫で、頭が回らないから学校にも行かなくなって。「ギリギリ生きるしかばね」みたいな生き方をしていました。
不眠症になる原因って?
そんなわけで、心療内科というところに行って、KAn。は今「睡眠薬」を飲んで寝ているんだけれど、それを処方してもらう時にお医者さんから聞いたおはなし。
不眠症になる原因は、人それぞれなんだそうです。
あげられるのは
- ストレス
- 環境
- 時間の問題
- 病気
など。他にもたくさんあるんだけどね。
1番多いのは、ストレスなんだとか。
ストレス
人間関係で悩んだり、自分にとって嬉しくないことが起こったりしたとき。
たとえば、「〇〇とケンカして、めっちゃひどいこと言ってしまったわ…あ~言わなきゃよかった…仲直りできなかったどうしよう…もうおわりだぁぁ」なんてことをずーっと考えていると、夜も眠れなくなってしまう。
「2週間後のプレゼンが不安でしょうがない」とか、「本当は行きたくないけど、上司が「来い!!」っていうから来週の飲み会行かなきゃいけないのか…」 とかも、『ストレス』に当たるのかな。
環境
春から始まる新生活にワクワクしながらも、引っ越して家や街が変わったとき。それから、寝具が新しくなって、なかなか寝付ける体勢になれないとき。
時間の問題
KAn。は行ったことないから分からないけれど、海外旅行で経験することもある「時差ぼけ」が不眠症の原因になることも。
病気
それから、何かの病気になって眠れなくなる時もあるようです。うつ病や自律神経失調症といった精神疾患であったり、体に痛みを訴えるために、なかなかベッドに横になることが出来なかったり。
不眠症になる原因はたくさんあって、「昨日のアレが気になって…」で発症する人もいるし、「引っ越してきたけど、電車の音がうるさくて全然寝れん!」「海外に転勤になってからほとんど眠れてない」というのがきっかけで不眠症になってしまう人もいるのです。
急に不眠症になることもあるし、だれでもなりうる病気なんだなぁ。
不眠症になったらどうなるの?
KAn。の場合、「眠れなくなる」以外には
- 集中力がなくなる
- イライラする
- 頭が痛くなる
- 吐き気がする
- 胃が痛い(ストレスが原因の場合とくに)
- 昼間にものすごい眠気が来ることも
があります。だから、睡眠薬のほかに、「頭痛薬」「胃薬」「睡眠のホルモンを整える薬(名前わかんない)」を飲んでいます。
不眠症になって1年経ちました
KAn。が不眠症になって、1年ちょっとが経ちました。まだまだ完治していないけれど、ちょっとずつ眠れるようになりました。小さなしあわせです。
不眠症になる割合は、高齢者にとくに多くて、その割合は3人に1人なんだそうです。不眠症を発症してはじめの頃は、「なんか病気って知られるのイヤ…」と思っていたんだけれど、けっこうメジャーなものなんだなぁと知って、ちょっとだけ気持ちが楽になりました。
今回はザックリ「不眠症ってなに?」を書いてみたけれど、なにかしらの反応があればまた「不眠症」について更新していこうと思います。