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誰かにとって居心地のいい場所になったらいいなぁという雑記ブログ。

渓谷「樽前ガロー」に行ったので、感覚をフルに使ってお伝えします。

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ずっとパソコンの前に座っていたので、気分転換に自然に触れることにしました。今回行ったのは、北海道苫小牧市の「樽前ガロー」です。

 

 これから、「樽前ガローに行ってきたゼ!」と言わせられるような記事を書きます。

 

…なんて力はないので、せめて「樽前ガローに行った!…ような気がする!!」と言ってもらえるような記事を書きます。

 

 

 

あえて、「樽前ガローとは?」みたいな見出しは作らないので、雰囲気で樽前ガローに行った気になってください。

 

 

控えめな看板と、雄大な自然

国道を車で走っていると、”樽前ガロー”の看板が。「お。これかな?」と見逃すかもしれないくらいの大きさです。こういう、ちょっと控えめな感じの案内が、個人的には好き。

 

やじるしが指す方向へと進みます。

 

すると、排気ガスが混ざる道路なんてなかったように、1本道がただまっすぐに続きます。虫や鳥の声色がきこえてきて、急に違う世界に飛び込んでしまったような感じ。

 

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たいようの光が、ていねいに切りそろえられた雑草たちに当たって、新鮮な草の匂いを届けてくれます。土の香りとは違う、もっと爽やかな匂い。辺り一面に広がる、緑の海です。

 

いわゆる
「北海道ってこんな感じでしょ?」という景色は、
ココにあります。

 

 

青い空と、白い雲。

「あ~しあわせって、ここにあるんだな」って思わず言葉がこぼれました。

 

 

 

樽前ガローまでは、2本の轍が、連れて行ってくれます。整えられていない道のかわりに。

 

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ちなみに、街灯も信号もありません。

夜に1人でくるのは、たぶんすごく怖い。ぜったいオバケ出る。

 

自然のトンネル

8分ほど一本道をたどると、駐車場に到着します。遠くの方からかすかに聞こえる水の音が心地いい。その音を頼りに、森の入口へと進みます。

 

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マイナスイオン」という言葉がぴったりの場所。でも、「マイナスイオン」の一言じゃ表せない、そんな神秘的な場所。

 

真上にある太陽が、たくさんの木の間からもれて、なんだかキラキラしています。名前も知らないたくさんの木が、「ようこそ」って、迎え入れてくれるような気がします。 

 

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それにしても、トトロいそう。

いるのかな。

 

道なき道をすすみます

気温は20℃をこえるのに、森にいるとそんなことを忘れます。自然と、「無」になれます。

やっぱり、自然に触れることは大切なんだね。と感じました。どんなに忙しくても、自然に触れようっと。

 

 

樽前ガローの全長は、3キロほど。入口にある案内板のように、ぐるっと回ります。 

時間にすると、たぶん40分くらい。

 

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そして、樽前ガローの見頃は6月~7月。この時期ですね。

新緑の季節が一番、川底に光が届くんだそうです。

 

 

「渓谷」というくらいだから、崖から見る景色はきっときれいなんだろうな~とルンルンで覗いたら、死ぬかと思いました。

 

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そういえば、高所恐怖症でした。忘れてた。本当に死ぬかと思った。

 

この写真を撮ったのは、水面から5メートルくらいの高さです。

 

 

写真に写っているように、樽前ガローの崖には、柵やロープがありません。もちろん、階段もありません。環境を守るためかな。

 

ガローとは、「切り立った崖」を意味する言葉なんだそうです。

切り立ち過ぎだけどね…。

 

 

死にそうになりながらも、やっとの思いで1枚だけシャッター切りました。

撮ってすぐ逃げました。ブレてないのがキセキです。

 

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記事を書くために、もっと高さの分かる写真を撮りたかったけど、ムリでした。これ以上前に行けない。こんなところで死にたくないぜ。

 

 

ふと、今まで歩いてきた道を振り返ったら、苔がびっしり生えていました。

 

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思ったよりカワイイです。でも、苔に焦点当てて撮っている方は、他にはいませんでしたね。

 

 

 

ついに、一番の名所へ

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川底へ行くには、こんな細道を下っていきます。

 

観光客とすれ違うたびに、顔の左が、笹にザザザーってなりました。道を譲りすぎました。

 

そんなこんなで、ついに、川底へ到着しました。

 

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苔と水と草のにおいが、スーッと鼻を抜けていきます。

汚れた心が洗われます。

 

飲めるのかな?というくらいきれいな水でした。

 

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ひんやり冷たくて。でも、太陽が射しているから温かくて。

20cmもないくらいの水深だけど、その深さにいろいろなものが詰まっているんだろうな~って、しばらく、しみじみしてました。

 

森の神様は、いたんだね

この時期、足元にはたくさんの落ち葉が敷かれています。

 

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たくさんの木の種類があるから、カサカサというよりも、ザクザクという音。

 

「一歩一歩、今歩いてる!!」なんて普段は気にしないから、なんだかしあわせ。

 

それから、歩くたびにポキポキ折れる枯れ木も、うつくしい。

1つ1つの音が合わさって1つの曲になる感じ。

こういうの、こんなところにあったんだね。

 

 

あ、そうそう。

そんなふうに、下ばっかり見て歩いていたら、こんなもの見つけました。

 

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どんぐり…

トトロ…

 

トトロ、いる。いた。