居酒屋バイトから学ぶ、お金よりも大切なこと
こんばんは。今日もゆるゆる生きてます。
じつは大学生の時、週3で居酒屋のバイトをしていました。
1回の勤務で、大体3~4時間ほど。
最初は、やること全部面白かったんです。
接客なんてしたことなかったけれど、部活をやっていたから大きい声を出すのには結構自信がありましたし。
でもね。
続けるうちに、違和感というか
「コレジャナイ感」が出てきました。
ブラック企業とか、全然休ませてくれないとかそんなことはなかったけど、とにかく「コレジャナイ感」すごかった。
だから、【居酒屋バイトだからできること】を何日も考えました。寝る間も惜しんで。嘘です。ばっちり寝ました。
というわけで、そんな私が人生で最初で最後のアルバイトをして考えた、
『居酒屋バイトで成長する方法』について書いてみました。
「基礎」はすべての基本、人としての基本
「じゃあ今日はこれを覚えようか」
「それが出来たら次はこの作業ね」
なんて心の優しい天使の声が聴けるのは、最初の3日だけ。もちろん、勤務ペースや覚えの良し悪しに左右されますが、大体の人はこれくらいです。
そこで社員さんと仲良くなればなお良し。
逆に言えば、そこで気に食わないことをすれば、その後はお先真っ暗なんてことも。
バイトスタッフの可能性は無限大
飲食店のバイトなんて、一言でいえば「ホール業務」だけれど、やることは数えきれないほど。「いらっしゃいませ~」を言って、お茶出して、お会計するだけなんてイメージは、すぐに捨てましょう。
実際には、掃除もします。食器洗いもします。そして、訳も分からず怒られます。
「アルバイトだから」責任は少ないけれど、「アルバイトだから」給料も少ないのです。なのに、やることは多い。
様々な客層でコミュニケーション力を鍛える
酔っ払いに絡まれる。これは、居酒屋特有のあるあるですね。
特に女子は絡まれまくる。「ムスコとお見合いシナイカ」と言われたこともありました。笑顔で扉閉めましたね。
名刺もよくもらいました。大抵、学歴と年を聞かれてから。これも、笑顔で扉閉めましたね。
バイトを始めて最初の頃は、どこまで対応していいのか分かりませんでした。「お客さん」には変わりないから。だからどこまでも対応しました。分け隔てなく。その結果、コミュニケーション力は間違いなく上がりました。
相手の反応がだんだん読めるようになる
”こう言えば、次はこう返ってくるな”
というのが、だんだんと分かるようになったのです。
相手は自分の事について何も知りません。これは、チャンスです。自分の事を知っている人であれば、話すことは限られます。でもハジメマシテであれば、言葉一つで興味を持たせることができます。
スーツを着なくても就活に必要な情報はそろう
お店に来るお客さんたちは、大体が会社員です。サラリーマンです。
自分たちが学生だった頃とは時代が大きく変わっています。だからこそ、時代の変化を認められない。認めたくない。そもそも、そんな機会に触れることの方が少ない。
しかしそれは学生側も同じ。お互いに知らないことをシェアすれば、win-winの情報交換をすることができます。
職業や年齢の違う人の話を聞く機会なんて滅多にないですよね。だから、知っていることはすべて提供します。今の学生はこんなこと知りたいんだよって。
そして、聞きたいことはすべて聞きます。今の学生はこんなこと知りたいんだよって。
インターンや就活では聞けないような、超基本中の基本を、ハジメマシテの人とやり取りします。これで就活の基本は終了。スーツを着なくても、履歴書を書かなくても、必要なことはそろっちゃうんです。
お金で買えないものはたしかにそこにある
バイトに行けばたくさんの事を学べます。
たまに、「バイトなんてしても意味がない」という人もいます。それは、”ただ業務をこなしているから”。たしかに、ニコニコして、休憩時間にTwitterするようなバイトなら、しないほうが良いでしょう。
しかし、自分のやりかた次第でプラスにすることも可能なのがアルバイト。
「正社員」ではないゆえにできることがたくさんあります。
前述のように、コミュニケーション能力を高めることもできる。
さらに、居酒屋バイトなら、お酒の席でのマナーにも強くなります。「上司にお酒を酌む」「グラスが空になる前に対応する」なんて日本独特のくだらないルールは、社会に出れば”当然知っているもの”として扱われます。働きながらくだらないルールを学べるのは、非常にラッキーです。
自分のレベルではなくワンランク上のものを
アルバイトの時給は大体800~900円ほど。
お金を稼ぎたいだけであれば、深夜のバイトや、高時給のバイトを選んでください。
お金もスキルも稼ぎたいのであれば、興味のあるバイトを選んでください。
それが自分にとって、多少厳しいところであったとしても。後悔はしないはずです。自分の決めたことだから。
バイトでも、働いているということには変わりない
バイト中は、他の事に意識を向けてはいけません。働いていると、「あーおなかすいたな~」とか「テスト近いけど何もやってないや」なんて怠けた考えが出てきます。バイトだけに集中するのは難しいけれど、続けていればON・OFFのスイッチを自分で切り替えられるようになります。
やることが多いバイトならなおさらのこと。
「やることが多くて時給に見合わない」なんてのは、業務と時給を比べているから。バイトで学ぶスキルと時給を比べれば、一番大切なのはお金ではないと気づくことができるようになりますよ。
まとめ
「バイトをしたいけれど、どんな職種にしようか迷う」
「とにかく給料が高ければなんでもいいや」
なんて人こそ、アルバイトで得られるスキルに目を向けてください。
努力次第で人として大きく変わることのできる環境は、めちゃくちゃ楽しいですよ。